超音波とは(4)
こんにちは。超音波太郎です。
多くの方が8月11日週に「お盆休み」を取られたと思いますが、いかがでしたでしょうか?
筆者は「北京オリンピック」で寝不足になり、ようやく「休みボケ」から復帰した・・・と言った感じです(上司には言えませんが・・・)
閑話休題。
第四回目は「超音波応用技術の基本(動力的応用)」について、学んでみたいと思います。
前回勉強した「情報的応用」は、水中(液中)を伝播する超音波の反射波や伝播速度などの情報を基に物質の有無や液体濃度などの情報入手、音声を超音波信号に変調して水中での無線コミュニケーションなどの応用例でしたが、今回の「動力的応用製品」は、超音波振動そのものによる物理的効果を目的とした製品です。
この「動力的応用」分野で最も有名なのが「超音波洗浄器」と言えるのではないでしょうか?
元々は精密部品洗浄用に開発された製品ですが、最近では超音波洗濯機や超音波美顔器なんて製品も見かけますね。
また超音波の「動力的応用」として、超音波加工機も代表例に挙げられます。
超音波振動エネルギーにより接着や切断などの様々な加工が行えます。(歯磨き粉のチューブ底面などの接着などは超音波溶着機がよく用いられています)
また当社製品の「ダクテュロイ」は、ドリルや旋盤などの加工機(刃具)に超音波振動を与え、通常では出来ない材質の加工や、刃具の寿命延長、加工精度向上などの効果を得る事が出来ます。
「動力的応用」においても超音波は様々な分野で応用されています。
次回は「超音波の発射方法」について、ご紹介したいと思います。
著者:超音波太郎
私達、富士工業株式会社は、 『超音波技術を介し、価値を創造し、その価値をお客様と共有する』 を企業理念に掲げています。 各種液体のプロセス・品質の最適管理に「超音波」をお勧めするその理由を知ってください。 |
| 2008年09月04日 | このページのURL | コメント (0) | トラックバック (0) | 001004|etc|その他