2020年02月
弊社濃度計の歴史
弊社は2020年2月で42年目を迎えます。
創業当初より超音波応用機器の専門メーカーとして製品開発、販売を行ってきていますが、今回は超音波濃度計の主要モデルの変遷を簡単に紹介したいと思います。
初代モデル FUD-1 Model-10シリーズ
写真はあくまで参考ですが、初号機の変換器(表示、アンプ部)はまだまだ洗練されているとは言い難く、機能も必要最小限のものにとどまっていました。
それでも大手化学工場様への納入をきっかけに、ニッチではあるものの、他にはない測定方式の濃度計として認知されて行くことになります。
二代目 FUD-1 Model-11シリーズ
工場の大型化やラインの複雑化などに合わせ各種業界からのお問合せが多くなり、より多くのご要望にお応えできるように、機能の充実や発信器(センサー部)形状のラインナップ拡充を行い始めたモデルとなります。
特に半導体の生産ラインに採用され始めたことで、日進月歩で進化する生産技術に追従できるように、濃度計も高性能化を求められました。
三代目 FUD-1 Model-12シリーズ
非常に様々な業界にて採用頂きつつ、それぞれの現場での異なるご要望にもお応えできるように、性能、機能、ラインナップを整えた、完成度の高いモデルとなりました。
特殊な用途やご要望に合わせた派生モデルもあり、「超音波濃度計=富士工業」と認識頂けるようになりました。
現行モデル FUD-1 Model-13シリーズ
前モデルの完成度を維持しつつ、画面の視認性や、搭載機能の強化など、ユーザービリティを高めたモデルとなります。
発信器は旧モデルと同等なため、最初期モデルからの置き換えも比較的スムーズに実施頂くことができるようになっています。
今回は過去のモデルを簡単に紹介いたしましたが、「ラインの見える化」、「省力化」、「デジタル化」といったトレンドにより、従来とは異なる業界からのお問合せも多くなっていますので、これからも濃度測定42年の経験を踏まえた提案ができるよう努力を続けていきます。
また、各モデルの生産終了時期については派生モデルなどの各個別の仕様によっても異なりますので上記には記載していませんが、少なくともModel-10,11シリーズはサポートが難しくなっております。
もし、お手元に該当モデルの機体がありましたら、ご使用開始後20年は経過するのではと思いますので、これを機にお問合せを頂ければと思います。
投稿者:営業部
私達、富士工業株式会社は、 『事業を通して、全従業員とその家族の物心両面の幸せを追求し、社会の発展繁栄に貢献する』 を経営理念に掲げています。 各種液体のプロセス・品質の最適管理に「超音波」をお勧めするその理由を知ってください。 |
2020年02月03日 | このページのURL | コメント (0) | トラックバック (0) |