2013年05月
『式年遷宮』
2013年は伊勢神宮と出雲大社がそろって遷宮を迎えます。
遷宮(せんぐう)とは、神社の正殿を造営・修理する際や、正殿を新たに建てた場合に、御神体を遷すことです。
式年とは定められた年という意味で、伊勢神宮では20年に一度行われますが、出雲大社の遷宮は随破遷宮といって損傷が進んだ時に行うため、だいたい60年〜70年に一度という極めて流動的なもの。
今後も必ず重なるとは限らないことから今年は貴重な年であり、大きな節目の年でもあると言われています。
それは、伊勢神宮の式年遷宮と経済には関連性があるというものです。
原則20年毎に東の御敷地である「米座(こめざ・こめくら)」と西の御敷地である「金座(かねざ・かねくら)」とで新宮が遷り変わり、記録によれば持統天皇4年(690年)に第1回が行われ、以後1300年以上にわたって続けられているといいます。
伊勢では、古来から東の「米座」に神様がおられる時代は平和で心豊かな「精神の時代」、西の「金座」に神様がおられる時代は波乱、激動、物質欲が強い「経済の時代」として言い伝えられており、過去を振り返れば「金座」と「米座」で時代が移り変わっているといいます。
幕末期を迎える1849年〜69年は新宮が「金座」にあり、黒船来航から明治維新の幕開けに向け激動の時代となり、1869年〜89年は「米座」に遷り明治の文明開化を謳歌した。
続く1889年〜1909年の「金座」では日清日露戦争の時代、1909年〜29年の「米座」では大正ロマン・デモクラシ-となり大衆文化の花が開いた。
再び「金座」に遷った1929年以降では第二次世界大戦が勃発。
敗戦の混乱で遷宮が4年延期され、1953年に「米座」に遷ると戦後復興の時代に入り、1973年〜93年の「金座」ではバブル景気に沸き、「米座」となる1993年以降、バブルがはじけ、今日まで平成デフレ不況が続いているというものです。
「金座」に遷る2013年10月 新しい時代の幕開けとなるかもしれません。
投稿者:Y.F
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2013年05月20日 | このページのURL | コメント (0) | トラックバック (0) |