2019年10月
☆十三夜☆
秋の名月を鑑賞する「お月見」と言うと十五夜がもっとも有名ですが、今回は、十五夜に次ぐ美しい月と言われる『十三夜』(じゅうさんや)について紹介させて頂きます。
【十三夜とは】
・十三夜は元々旧暦の9月13日に綺麗な月を愛でるお月見の行事。2019年は、10月11日(金),
2020年は10月29日(木)にあたります。
【十三夜の由来】
・中秋の名月(十五夜)はもともと中国で行われていた行事が日本に伝来したものですが、この十三夜
の月見は日本独特の風習だそうで、一説には秋の収穫のお祭が起源とされる説、延喜19年:西暦
919年醍醐天皇の時代に開かれた観月の宴が風習化したものとも言われる説など諸説あり、歴史ある
行事の一つです。
【十三夜の別名】
十五夜は里芋を供えることが多いため「芋名月」と呼ばれるのに対し、十三夜は栗や豆を供えることから「栗名月」とか「豆名月」と呼ばれています。
また、十五夜の約1ヶ月後であること、中秋の名月に次いで美しいことから、「後の月」(のちのつき)とも呼ばれます。
また、地方によっては、旧暦九月十三日の晩のお天気で、翌年の小麦の豊作、凶作を占う習慣から「小麦の名月」と呼ばれます。
【十三夜の特徴】
・十五夜はあまりすっきりしない夜空であることが多いのに対し、十三夜の夜は晴れることが多く、「十
三夜に曇り無し」という言葉があります。
ちなみに十五夜は、「中秋の名月、十年に九年は見えず」
と言われています。
【十三夜の月】
・十五夜(中秋の名月)は、満月ですが、十三夜は名前の通り、新月から13日目、おおよそ満月の8割
程度の丸さの月を愛でる行事です。
【十三夜の次】
・十五夜、十三夜の次に十日夜(とうかんや)という月を愛でる日があります。
十日夜は旧暦の10月10日の収穫祭と共に行われるお月見行事で、十五夜、十三夜に次ぐ美しい月と言われています。
【片見月】
・一般に十五夜に月見をしたら、必ず十三夜にも月見をするものともされており、片方だけ見ることは
片見月とされ、縁起が良くないとされているそうです。
月を見ると、何故か空想的になったり感傷的になったりしますが、少し欠けた月であれば、なおさらかも知れません。
是非、十五夜とは、またひと味違う感慨に浸ってみてはいかかでしょうか。
※この記事の情報は、いくつかの文献や資料を私なりに纏め作成しています。
投稿者:Y.F
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2019年10月01日 | このページのURL | コメント (0) | トラックバック (0) |