★ 土用の丑の日 ★
土用の丑の日はどんな日?
諸説ある中の一つを紹介させていただきます。
土用とは?
二十四節句の立春、立夏、立秋、立冬のまでの18日間(19日の場合もあります)を土用と言います。
土用は本来は「土旺用事」「土王用事」と言われていたものが、土用になったと言われています。
土旺用事は土が旺(さかん)になり用事(働く、支配する)という意味で、土がもっとも働くということです。
土用に入る日を「土用入り」、終わる日を「土用明け」と言って、この時期は土をいじったり、殺生を忌む風習があります。
土は中国から伝わった陰陽五行説からきていて、陰陽五行説ではすべてのことは、木火土金水の五つからなると言われています。
四季も五行説に当てはめ、
春・・・木
夏・・・火
秋・・・金
冬・・・水
土があまってしまい、各季節の終わり18日間を土用としてあてはめたと言われています。
従って、土用はそれぞれの四季にあり年に4回、全部で72日は土用の時期です。
今は土用というと一般的に夏だけが親しまれていますが、本来は全ての季節に土用があります。
土用は季節の最後に割り振られるので「土用の明け」は次の季節の始まる日の前日となります。(夏土用は、立秋の前の日に終わる)
異なる季節の間に「土用」を置くことで、消滅する古い季節とまだ、充分に成長していない新しい季節の性質を静かに交代させる働きをするそうです。
なぜ丑の日?
陰陽五行説によると古代中国から伝わった陰陽五行説は、最初は陰陽と五行説は別のものでした。
陰陽説は全く相反する性質で、夜と昼、女と男、冬と夏、地と天、下と上のように陰と陽が互いにバランスを保っていくことで万物が成り立ち発展していくという説です五行説はすべてのことは木、火、土、金、水、(もく、か、ど、ごん、すい)の5つの要素からなるというものです。
行という字は、移り変わるという意味があり、木、火、土、金、水が移り変わり、相生(そうじょう)、相剋(そうこく)という関係により、万物が成り立ち発展していくという説です。
相生は一方が他方を生成することで、相剋は一方が他方を抑圧する関係です。
木生火、火生土、土生金、金生水、水生木・・・は相生を表します。
木は燃えて火を生じ、火は燃えて土(灰)を生じ、土からは金を生じ、金属は腐食して水を生じ、水は木を成長させるという関係が相生です。
木剋土、土剋水、水剋火、火剋金、金刻木・・・は相剋を表します。木は土から養分を奪い、土は水を吸収し、水は火を消してしまい、火は金を溶かし、金属は木を切ってしまうという関係が相剋です。
この2つの陰陽と五行が結びついて陰陽五行説と言われています。
夏の土用は五行の「土」の力が突き出て強くなります。
もともと土用は「土」のところへ持ってきて、夏は「火」なので相生の関係で火生土(火は燃えて土を生じ)により、この時期は「土」の力が強くなって、バランスが取れなくなっています。
「火生土」の火を抑えるためには、相剋の「水剋火」(水は火を消す)の関係で水の要素のあるものが必要です。
水は冬、冬の土用は12月で丑月であることから、丑が水の要素を持つとして、夏の土用の突き出た「土」を押さえるために丑の日になったと言われています。
水で火を押さえることにより、土が突き出さないようにしたという考えです。
丑の日の丑は十二支の丑ですので、土用に十二支を1日ごと割当てた場合、12日で一回りする為、土用の丑の日が2回ある時があります。
土用の期間の最初の丑の日が「土用の丑の日」で2回目は「二の丑」です。
今年は、土用の丑の日が7/24にあたり,二の丑が8/5となります。
投稿者 Y・F
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| 2008年07月18日 | このページのURL | コメント (0) | トラックバック (0) | 001004|etc|その他