中国・四川大地震
ニュースを見る度に犠牲者が増加していると感じます。
中国国営新華社通信によると、中国国務院は16日、地震による総死者数が2万2069人に達したと発表しました。
そのうち震源地の四川省の死者は2万1577人。
全体の負傷者は16万8669人で、四川省政府によると、同省では1万4000人以上がなお生き埋めになっている。
このままいくと、総死者数が5万人を越えるとも言われています。
ニュースの映像を見る度に今回の災害による悲惨さを感じます。
そして、学校や公共の建物などは崩壊しているのに、政府の建物だけ残っているのはなぜだろうと疑問を感じます。
四川大地震で大きな被害にあったのは学校です。
校舎7000棟近く倒壊し小中学生が其の下敷きになり生き埋めになりました。
これは建築物に手抜き工事や違法建築であったためだと思います。
政府関係の建築物は学校の校舎のように全壊せずちゃんと立っています。
なぜでしょうか??
建築後10数年しか経っていない学校も崩壊しています。
建築の素材などに手抜きがありレンガをつみ上げ適当に手を加えただけのもの、またコンクリートは指でこするとぼろぼろとくずれるそうです。
鉄筋はわずか1センチしかなかったそうです。
まるで「おから」で作ってあるような脆弱さです。
中国では、手抜き工事のことを「おから工事」と表現するようですね。
豆腐のように脆く、おからのようにカスカスという事を表現しているそうです。
四川大地震の被害の大きさは、その「おから工事」にも一因がある、とニュースでも言っていました。
おから工事の原因は主に汚職で、要職にある者が使う建築物はしっかり造られるが、学校など、民衆が使う公共施設にはおから工事が横行しているらしいです。
つまり、中国政府は政庁の建物の耐震強度には世界最高レベルの技術を採用したにもかかわらず、学校等民衆が使うものには鉄筋ではなくレンガで構成するなど手抜きとケチりの塊で仕上がっているのだと思います。
日本の東南海大地震や東海地震などがいつ来てもおかしくないと言われてますので、今回の地震も他人事ではありません。
そして少し前に日本でも建築偽装がとても問題になっていました。
文科省の調べでは、
「小中高の公立学校施設の58.6%は、耐震性を備えている。
耐震性とは、基準値0.7に達し、震度6強の揺れに耐えられること。
残り4割は6強で倒壊する恐れがあることになる。」
と発表しました。
日本の政府も道路関係や、その他ムダ使いばかりせずに“今やらなくてはいけない事”をちゃんと見極めて、私たちの税金を上手く活用していってほしいと思います。
今回の中国の四川大地震で多くの方が亡くなられたり、行方不明になったりしています。
被災地の方々が一人でも多く救助される事を心よりお祈り致します。
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| 2008年05月17日 | このページのURL | コメント (0) | トラックバック (0) | 001004|etc|その他