合鴨農法
今年も合鴨がやってきました!
富士工業に近接する田んぼで、田植えが始まりました。
この田んぼは、数年前から合鴨農法による無農薬の米づくりを行っています。
合鴨を水田に放して、除草や害虫を駆除させて無農薬で安全な米と鴨肉を同時に育てようという一石二鳥な農法です。
当社の窓からこの田んぼを眺めることが出来るので、合鴨が来るようになってから、田植えの時期がちょっとした楽しみとなっています!
まだ、小さいので探すのに一苦労です!
合鴨が放たれた途端、カラスが頻繁にやって来ます。
常にじぃ〜〜っと狙っています。
私たちは見守ることしか出来ないのですが、いつもヒヤヒヤです。
合鴨農法という歴史は約400年前安土・桃山時代に、豊臣秀吉によって推奨されたそうです。
その後、合鴨からアヒルに受継がれていきましたが、代化農業の中で、非能率的で時代遅れの農法として、忘れられていきました。
しかし合鴨農法は、減農薬栽培が可能ということで近年、農家の共感を呼び一定の広がりを見せています。
合鴨農法の効用
合鴨は水田に生い茂る雑草が大好物なので、その旺盛な食欲により、水田内の雑草を食べてしまい、除草剤が要らない。
合鴨の趣味は虫(害虫)取りです。害虫防除用の殺虫剤は一切不要です。
アイガモは泳ぎながらくちばしや足で水田の泥水を掻き回し、水田内に酸素を補給するとともに稲の株元をくちばしでよくつつくため、株張りがよくなるほど、中耕の役割をします。
アイガモの排泄する糞尿は肥料に早変りします。
農薬を使わない事により、水田周辺の生物が増殖するなど、自然環境の復元・保全に役立ちます。
刈り取り後の水田放飼による、自然耕の効果は抜群。
安全な米(主食)の供給が可能。
合鴨農法の実践により、稲作技術の意識、向上に貢献。
すばらしいですね!
そして、最後の最後は食肉となる・・・・・。
かわいそうと感じてしまいますが、このことが生き物の命をはぐくみ、命をいただく農業の本来的な意味を、子供たちや消費者に問いかけるきっかけになり、「農業の教育力」としての認識を深めさせていくそうです。
以上
私達、富士工業株式会社は、 『超音波技術を介し、価値を創造し、その価値をお客様と共有する』 を企業理念に掲げています。 各種液体のプロセス・品質の最適管理に「超音波」をお勧めするその理由を知ってください。 |
| 2011年06月07日 | このページのURL | コメント (0) | トラックバック (0) | 001004|etc|その他