羊と鋼の森
ピアノの調律に魅せられた一人の青年。
彼が調律師として、人として成長する姿を 温かく静謐な筆致で綴った、祝福に満ちた長編小説」
本屋に出かけ、帯に書かれていたこんな言葉に惹かれて《羊と鋼の森》を購入しました。
クラッシックやピアノに全く縁が無かった青年が、一人の調律師の調律した ピアノの音色に魅せられて、調律師としての高みを目指しながら周りにいる様々な人達と関わりながら人間としても成長していく姿を書いた物語です。
特に盛り上がりも劇的な終わりでもなかったけれど、暗い森の静けさや木々のざわめき、ピアノの音もその人毎に違う音色が聴こえてきて描写も素晴らしかったし一見癖が有りそうな登場人物も実は皆優しくて読み終わってほっこりしました。
主人公が一歩踏み出すところまでのお話でしたが「努力しているとも思わずに努力していることに意味があると思う。
努力していると思ってする努力は、元を取ろうとするから小さく収まってしまう」と言う言葉が残りました。
若い人に読んで貰いたい本です。
投稿者:K.H
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| 2016年07月25日 | このページのURL | コメント (0) | トラックバック (0) | 001004|etc|その他