☆お彼岸☆
9月はお彼岸の季節です。20日に彼岸入りし、23日『秋分の日』(彼岸の中日)、26日が彼岸明けとなります。
そこで今回はお彼岸について簡単に纏めてみました。
【お彼岸の時期】
彼岸には春と秋、年2回あり、春分の日と秋分の日を中日として、その前後の3日を合わせた7日間を彼岸といいます。
最初の3日は父方の供養、後の3日は母方の供養、中の1日は子供の供養をする日となります。
ちなみに今年の春の彼岸は、3月18日彼岸入り、21日『春分の日』(彼岸の中日)、24日彼岸明けでした。
【お彼岸の意味】
本来の意味は、「煩悩を脱した悟りの境地」に達する事を言います。
仏教用語では、私達のいる世界煩悩や迷いに満ちた世界を「此岸(しがん)」、三途の川(さんずのかわ)を挟んで世界迷いや苦しみのない理想の世界「彼岸(ひがん)」と言います。
【春と秋】
仏教では西の方向の遥かかなたには「極楽浄土」があると言われています。
昼夜の長さが同じで、太陽が真西に沈む春分・秋分の日は、「極楽浄土」への道しるべと考えられていました。
また、春分・秋分の日は、昼夜の長さが等しくなることから釈迦の教えである偏りのない考え方(中道)を表しているとも言われています。
【お墓参り】
「此岸(しがん)」は東に、「彼岸」は西の彼方にあるとされており、太陽が真東から昇って真西に沈む春分・秋分に此岸と彼岸がもっとも通じやすくなると考え、お墓参りや先祖供養を行うようになったと言われています。
【お供え物】
彼岸のお供え物として「ぼたもち」や「おはぎ」が有名ですが、漢字で書くと「お萩」と「牡丹餅」。
実はどちらも同じ物だそうです。
春の彼岸にお供えする場合は、牡丹の花に見立てられた「牡丹餅」、秋の彼岸にお供えする場合は、小豆の粒を萩の花に見立てられた「お萩」と呼びます。
一般的に「ぼたもち」は、こしあんを使用し、「おはぎ」は、粒あんを使用しているそうです。
お彼岸は、他の仏教国にはない日本固有の信仰です。
お彼岸にお墓参りをする文化には、「ご先祖様への感謝」をする大切な節目と捉えた日本独自の価値観が大きく息づいていることを痛感しました。
この記事の情報は、いくつかの文献や資料を私なりに纏め作成しています。
投稿者:Y.F
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| 2015年09月24日 | このページのURL | コメント (0) | トラックバック (0) | 001004|etc|その他