東日本大震災
去る3月11日宮城県沖を震源とする最大震度7、マグニチュード9.0と言う国内観測史上最大の地震が発生いたしました。
冒頭に、この地震の被害にあわれ、命を落とした数多くの犠牲者の方々に対し心よりご冥福をお祈りしたいと思います。
地震発生当初、通常通り業務を行っておりましたが、私たちもこれまで経験したことが無い様な、ゆっくりとした横揺れを感じ、直感的に只事ではないことはわかりました。
当社でも業務を中止し、全員屋外へと退避しましたが未だ地面が横揺れをしているのを感じました。
数分にも及ぶ長い揺れが収まり社屋内へと戻ると、今度はメディアを通じてたった今起こった地震による各地の被害状況が伝えられており、時間を追うごとに現実に起こっているとは信じ難いような光景が次々と報じられていました。
今回の地震による被害のほとんどは津波によるものではないかと思います。
場所によっては20m以上の津波が襲った地域もあるようですが、そのパワーの凄まじさは恐ろしい以外の何物でもなく、ものの数分、数十分で町一つを全て飲み込み、壊滅的なダメージを与え、最終的には何も残っていない状態になってしまいました。
そんな被害が東北から関東にかけての多くの地域で起こっています。
それに加え福島県では福島第1、第2原子力発電所への被害により、特に福島第1原発では1号機から4号機までの原子炉で放射能漏れの危険性が高まり、今現在も東京電力及びOBも含めたその関係者、全国の電力各社、自衛隊、消防、警察、アメリカ軍のみなさんが決死の覚悟で放射能による影響を最小限に食い止めようと、昼夜を問わず作業を続けてくれています。
地震発生から10日以上たった今でも死者・行方不明者の数を含めた今回の地震被害の全容は明らかになっておらず、未だ救助活動も続けられている様な状況です。
そんな中、各地で支援の輪が広がっているようで、日本全国・世界各国の公的機関や私的機関個人ベースでも被災地に対する活動が立ち上がっています。
世界各地から寄せられる映像を見ると同じ日本人として胸に詰まる思いです。私たちは実際の被害者ではありませんが、被災者の方々は世界中の人達に支えられていると言う事が実感でき心強いのではないでしょうか。
只、それが実感できるのも被災者の中でも極限られた一部であることも現実です。
早く、多くの人が前を向いていける状態になるように、私たちも微力ながら協力させてもらえればと思います。
今回の地震は駿河湾・東南海を震源とする地震が懸念されている当静岡県にとっては決して他人ごとでは無く同じような状況がいつ訪れるかわかりません。
今回の地震の上に立ち、少しでも被害を少なくすることが犠牲になった人たちへのせめてもの報いであると思います。
今の段階で何を言っても何の説得力もなく、自分が如何に無力であるかを痛感します。
今、この瞬間にもいろいろな状況に対し、我が身を省みず活動に当たられている現場の方々の様々な努力に敬意を表すると共に、2次被害等によるこれ以上の犠牲者が出ないことを願うばかりです。
被災された方々の一日でも、一瞬でも早い復興をお祈りいたします。
以上
投稿者:T.K
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| 2011年03月23日 | このページのURL | コメント (0) | トラックバック (0) | 001004|etc|その他