「my favorite artist」
最近、好きなミュージシャンの訃報を聞くことが多くなりました。
自分にとって今年最大級にショックだったのが、高橋幸宏さんと坂本龍一さんが立て続けに亡くなられたことです。
このお二人に共通するのはそう、Yellow Magic Orchestraです。
中学生でYMOのことを全く知らなかったころ、音楽好きだった自分はFMレコパルという音楽雑誌を購読していて、ある時、新作レコードの広告でYMOの2ndアルバム「Solid State Survivor」が掲載されているのが目につきました。
赤い人民服を着た3人のおっさんが雀卓を囲んでいるこのジャケットが妙に気になって仕方ありませんでした。
気になるあまり、絵を描くことも好きだった自分はこのジャケットの模写をしたりしていました。(普通、こんなことしませんよね。何でそんなことしていたのか、自分でもナゾです。) その時は気になる状態が続いていただけで、音楽を聴いたことはありませんでした。
また、このころYMOはまだ世間的にはほとんど知られていなかったと思います。
そのうちに雑誌で、なにやらYellow Magic Orchestraという日本人バンドが海外でライブツアーを行い、大好評を博しているらしいということを知り、これは聞かねばと、FMでエアチェック(死語ですね)をして、ライブ演奏を聴いてみました。
何コレ...? もう、目からウロコのカッコよさです。
それまでの自分は吹奏楽をやっていることもあって、どちらかというとクラシック寄りの音楽をよく聞いていたのですが、初めてポピュラー系の音楽に目覚めてしまいました。
これ以降はクラシックからヘビメタまで幅広く音楽を聴くようになったのですが、常にYMOがその中心にいました。
その後はあれよあれよという間に国内でも大ブレイクし、第2回ワールドツアーの最後に凱旋コンサートとして武道館でライブを行うまでになりました。
これはテレビでも放送されたのですが、どうしても映像記録として残しておきたくて、当時はまだ一般家庭に普及していなかった超高価なビデオデッキを近所の電気店のおっちゃんに頼み込んで貸してもらって録画したりして、今思うとすごい行動力というか、無茶をしたもんだと思います。
こうしてかかってしまったYellow Magic Orchestraという呪縛は40年以上経った今も続いていて、未発表音源が見つかったとか、リミックスしたとかでCDが発売されると、レコード会社の罠だと知りつつも、ついつい買ってしまいます。
最近は追悼番組としてYMO全盛期にテレビ出演された映像が多く放送されていますが、当時はおじさんたちに見えていたお三方を今見ると、はつらつとした若者に見えるところに自分が歳をとったことを痛切に感じてしまいます。
まだこれからもYellow Magic Orchestraを聴き続けます。
そして、高橋さん、坂本さん、安らかに。
投稿者:事業開発グループ
私達、富士工業株式会社は、 『事業を通して、全従業員とその家族の物心両面の幸せを追求し、社会の発展繁栄に貢献する』 を経営理念に掲げています。 各種液体のプロセス・品質の最適管理に「超音波」をお勧めするその理由を知ってください。 |
| 2023年05月01日 | このページのURL | コメント (0) | トラックバック (0) | 001004|etc|その他