『円盤型超音波カッターについて』
超音波カッターの刃といえば、彫刻刀の切り出し刀や平刀のようなものが一般的です。
中には写真にあるような三角刃や四角刃のようなものもあります。
当社ではこのようなカッター刃をソード型として大別しております。
対を成す存在として円盤型カッターというものがありまして、海外では数社が円盤形状の超音波カッターを販売しているようですが、日本国内では当社のみが扱っている変わり種です。
ソード型と円盤型のカッター刃
円盤型超音波カッターの特長としては、以下の3点が挙げられます。
①刃を回転させることによる基本的な切断力をベースに超音波カッターの切れ味も加わり、切断負荷を大幅に低減させることができます。
②カッター刃の底面を基準とした周囲全方向に対して切断加工が可能になるため、ミーリング的な加工が可能になり、三次元的な形状(平面、曲面)の切り出しが可能です。
③ソード型カッターでの切断加工ではほぼ一部分のみがワークに接触されるのに対し、回転している円盤型カッターでは円周上が接触部分となります。
切断可能による発熱、摩耗の分散が期待できます。
円盤型超音波カッター(左:振動ユニット, 右:発振ユニット)
最近では、YouTubeに加工動画をアップしたこともあり、様々な業界、または材料の切断加工の問合せをいただいているところです。
ゴムや樹脂の加工案件が多い状況ですが、今後は、色々なサンプルに挑戦していきたいと考えております。
興味があれば、是非ご連絡を!
投稿者:事業開発グループ
私達、富士工業株式会社は、 『事業を通して、全従業員とその家族の物心両面の幸せを追求し、社会の発展繁栄に貢献する』 を経営理念に掲げています。 各種液体のプロセス・品質の最適管理に「超音波」をお勧めするその理由を知ってください。 |
| 2022年05月01日 | このページのURL | コメント (0) | トラックバック (0) | 001004|etc|その他